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大変お待たせしました!!
参加団体主宰インタビュー第3段は、The Stone Age ブライアントの鮒田直也さんです。



-----今回『確率』というテーマがありましたが、書く内容に縛りがあるのは大変でしたか?

制約があるほうが、元々自分が持ってるテーマと掛け算ができて結果的に「あ、こんなんなりましたけど(笑)」みたいな予想外の解答にたどりつく可能性があるんで僕は好きですね。
ただ、今回の『確率』というテーマは難しかったです。



-----どうしてですか?
確率は単位ではないな、と気付いたからです。
これが100コのうちの1コなので1/100ですと単位で表すことと、1/100の確率とは何か?と哲学することとは全く違いますもんね。
そう考えると一気に難しくなりました。



-----1/100というテーマを鮒田さんはどういう風に捕らえましたか?

1%って、結構日常で口にする数字ですよね。
当たりもんなら、何か一番身近で期待できる最小の確率ではないかなぁと。
例えばサンモールスタジオの1公演分(約100人)のお客さんから1人だけ選ばれる感覚が、1/100の確率なわけですよね。
これは現実感のあるミラクルを感じる確率なんだと。
まぁ「笑っていいとも」の1/100アンケートなんかにしてもそうですけど、案外、人がギリギリイメージできる可能性のある数字なのではないかと思います。


-----鮒田さんにとって、今『確率』と聞いて想い浮かぶものはなんですか?

パッと連想するのは無作為抽出ですね。ランダムというか。
宝くじの感覚が一番近いですね。
同じ宝くじ一枚でも願掛けしたものと何もしていないもの、そんな要素なんか関係なしに平等のもとに引き当てられるもの、というイメージです。
当たる原因も、当たらない原因も何にもない。



-----今回The Stone Ageさんは作品がガラリと変わりますが、その理由は?

『NUMBERS』を再演するというお話をいただいたときに、当然前回出てもらった役者さんたちに声をかけたんですけど、残念なことに何人かスケジュールの都合でダメになってしまって…。
前回公演は3ステージしかできなかったので、すごく未練があったんですけど、役者ありきで当て書きした作品ということもあって同じキャストじゃないと同じ作品を上演する気持ちになれなかったので。
再開を機に、新しい1/100物語を上演しようと決めました。


-----他三団体の印象などありますか?

三団体というか、僕のとこも含めての印象で、しかも楽屋での話になってしまうんですけど、何というかよそよそしかったですよー!
新しい中学校に入学した、四つの小学校が一つの新しい教室に押し込められたみたいな感じでしたね(笑)
同居人さんはずっと稽古してて、世田谷シルクさんはずっとミーティングしてて、DART'Sさんが一番ワイワイしてた印象がありました。
そろそろ「家はどこ?」って話かけようかなって時に、公演が中止になってしまって。
…それが残念だったので、今回は積極的に最初から仲良くできればいいなぁと思っています(笑)


-----最後に、ご来場いただける皆様へメッセージをお願いします。

世の中の法則とか動きとかっていうものは解らないことだらけですが、それを「こういう仕組みじゃないかな」と考えるのが僕は好きで。
なので、お客さんに「こういう世界観もあるのか!」と感じていただけるような芝居を目指しているんです。

今回の企画を少しでも面白いと感じていただけたら、「観に行きたい確率」が少しでもあれば、是非、ご観劇にいらしてください。
4つの確率のうち、少なくともひとつはお客さんにとっての“当たりの物語”に出会えますよ。
劇場でお待ちしています!


 再開、へのblogがこの時期になりゴメンナサイ!

 同居人『ロマネコンティ 2006』は、西丸 優子さんと山本 了の二人だけの作品です。
再開という再演ではありますが、今回は男役が初演の押田さんから僕になります。脚本の変更はないのですが、相手が変わると、芝居も変わります。細部に演出も変わってきました。日々の稽古で、どんどん洗練されてきています。

 脚本、演出、出演、山本 了。祭りです(笑)約2年ぶりに舞台に立ちます。紆余曲折あり僕が演じることになりました。山本祭りです。今後あるかどうかわかりませんが、俳優として、真摯に西丸さんと戯曲と真っ向勝負しています。
上演の順としては、4番手でお客様もおつかれな時間かもしれませんが、それも加味させていただき、作品をつくっています。

 是非とも観ていただきたい。おもしろいからです。おもしろくなければ、終演後「おもしろくなかったですよ」と気軽に声をかけてください。身が引き締まりますので(笑)
しかし、おもしろければ「おもしろかったです」と言っていただけると、活力になりますので、気軽に声をかけてください。

 今回はしつこいですが、山本が祭りしていますので、僕の顔もわかるかと思います。

 是非、皆様の御来場をお待ちしております。


同居人 主宰 山本 了
お待たせしました!!
参加団体主宰インタビュー第2弾は、世田谷シルクの堀川炎さんです。




-----今回は『確率』がテーマになっていますが、内容を決めるにあたって難しいことはありましたか?

元からパチンコの話をしようと思っていたので、とっかかりは難しくなかったです。
パチンコの大当たりの確率って10分の1らしく、始めはそこから話を考えました。



-----どうして元からパチンコの話にしようと?

前回15分のお芝居を別の企画でやった時、女性に男性一人だったんです。だからその逆バージョンもありかな、と。で、どうせ出すなら男性でもイケメンさんをたくさん使いたいと思って(笑)
そうなってくると男の人がいっぱいいるところ、
女の人より男の人が居る確率の高いところはどこだろうと考えた結果、
パチンコになったんです。
ちなみに前回は美術学校のヌードデッサンのシーンでした。もちろんヌードモデルが男性です。



-----堀川さんが『確率』を意識した瞬間ってありますか?

今回の稽古中に「人狼※」というゲームをやったんですけど、「村人」とか「占い師」とかいろいろな役割があるんです。その中に、毎回「人狼」が当たる人がいたんですよ。
不思議と何回やっても当たるんです。
それで計算したら、1/100000000くらいの確率になって。
あれにはみんなとても驚いていました。
本人はすごく嫌だったみたいですけど(笑)

※人狼とは……参加者の内2人が人狼の役割を担います。それ以外の人は村人役・占い師役などを担います。誰がどの役割を担っているかはカードで決定します。誰がどの役割か判らない中で、相談と推理によって相手側のプレーヤを抹殺していくという、情報確認・推理・交渉・説得ゲームです。



-----前回公演の最中に地震が起きましたが、震災前と後で意識が変わったことってありますか?

実は3ステ目(地震前夜)にトラブルがいろいろあって、みんなすごく後悔していていたんですよ。
それで気持ちを切り替えて翌日の4ステ目を迎えた時、お客さんのうけがすごい良かったんですね。
で、「今日イケそうだ!」って前のめりになった瞬間に地震があったんです。
地震のあと役者たちは、「毎回次はもうないのかもしれないから完璧なものを出さないと」と話していました。
もちろん本来そうであるべきだし、本人たちはそれこそ毎回全力でやってるんですけど、初日から完璧にやらなきゃいけないんだなっていうのは、もっと意識するようになりましたね。
千秋楽を迎えられるということは、当たり前のことじゃないんだなぁって。



-----他三団体の印象などありますか?

団体さんの印象だと、前回公演での楽屋での居方ですね(笑)
それぞれすごく個性的でした。

同居人さんは、ずっと稽古してるんですよね。
休憩中も、本番前も、ずっとだったのが印象に残ってます。ストイックでしたね。

The Stone Ageさんは綺麗な女性が多かったので、鏡前がすごく華やかでした(笑)
うちは男ばかりだったので、爽やかさが違いましたね。

DART'Sさんは、面白い人が多かった印象です(笑)
変わった面白い人がたくさんいて、遠くからこっそり眺めていて楽しかったです。



-----最後に、ご来場いただける皆様へメッセージをお願いします。

前回とはまた違った視点・構成になっているので、2回目のお客様にもお楽しみいただけるものになっていると思います。
是非、ご観劇にいらしてください。


予告しておりました、参加団体主宰インタビュー!
第1弾は、DART'Sの広瀬格さんです。



-----今回のテーマは『確率』ですが、『確率』と聞いてぱっと思い浮かぶものってなんですか?
ぱっと浮かぶのは…やっぱりサイコロですね。
あとは競馬です。確率とはちょっと違いますけど(笑)
純粋に『数字』としての確率が浮かびますね。



-----実は最初はロシアンルーレットの話になる予定だったんですよね?

あ、それ言っちゃいますか(笑)
そうなんですよ。まずはそれで考えてて。
だけど最初からお題が四つあって、その中に1/6って入ってなかったんですよね。
それで最終的には1/1000000をテーマにしました。



-----広瀬さんの中で「これはすごい確率だ!」っていうエピソードってありますか?

僕はあんまり確率とか気にして生きてる人じゃないので難しい質問ですね(笑)

駄菓子屋によくある火薬のロシアンルーレットのおもちゃってあるじゃないですか。
あれを舞台で使ったことがあって、公演終了後に火薬が余ったので、みんなで遊んだんですよ。
8人くらいいたかな。
適当にみんなで並んで、ひとりひとりやってったわけなんですけど、それがなんと僕が8回連続で当たってしまって。
天文学的な数字なんですよ、これって!
最初はみんな「すげー」って言ってたんですけど、途中から当たりすぎて気味悪くなってきちゃって、電卓持ち出して律儀にも計算して「怖い怖い」「ありえないありえない」って(笑)
そんなこともありました。



-----今回は『確率』『30分』という縛りがありましたが、作品を書くにあたって縛りがあるというのは書きにくいものですか?

そうですね…今回は『確率』というテーマで、DART'Sの得意分野みたいなものなので、あまり気にはなりませんでした。
これが『恋愛』とかいうテーマだったら難しかったのかなと思います(笑)
それから、もう少し時間をいただけたら、もっと確率というものを濃く出せたんじゃないかとは思います。



------他の三団体さんの印象などはありますか?

The Stone Ageは、こう、大きな小屋でやる芝居だなっていう印象があります。
いっぱい舞台装置があるところで、ドーンってやるお芝居だなっていうイメージ。
それから四団体の中で、唯一西の匂い(実際西の方なんですけど)のするお芝居だと思います。

同居人は、主催の山本さんと前から面識があったんですが、きちんと絡むのは初めてで。
同居人らしいというか、同居人にしかできない作品になっていると思います。
ああいう情感的なお芝居って僕には書けないです。

世田谷シルクさんは、前回の『NUMBERS』が初見だったんですが…まあすごい(笑)
本当に華やかですよね!役者さんとか、手法とか。
DART'Sからは遠いというか、絶対マネできない!と思います(笑)



------最後に、ご来場いただける皆様にメッセージをお願いします。

怖い芝居じゃないです!(笑)
前回公演のうわさが出回っているかもしれないので、一応。
極限の状況の中で、人間がどうやって動いていくのか。
そこにハラハラしていただければと思います。
DART'Sに限ったことになりますが、芝居というよりは、アトラクションを体験しにきた感じでいらしていただければ。
安全確認はしてありますので、死ぬことはありませんので(笑)
30分でも、いつもの『DART'S』になっています。
前回よりも演出的に煮詰めていきたいと思っています。役者も変わっていますので、マイナーチェンジをはかります。前回観にいらっしゃってお客様も、また新しく楽しめると思います。
ぜひ劇場に足をお運びください!

蒸し暑い日々が続いておりますが、皆様夏バテなどされていませんでしょうか?
『NUMBERS-再開-』メンバーは暑さに負けずに公演準備に明け暮れております!!


さて、遅くなりましたが、本公演の上演順と上演時間についてお知らせいたします。



【上演順】

1・DART’S 『ブラインド・タッチ』
2・世田谷シルク 『轟くヘヤー!!』

    休憩10分

3・The Stone Age ブライアント 『蝶々一匹。夏を変える。』
4・同居人 『ロマネコンティ 2006』


【上演時間】

140分(途中休憩含む)



上演順につきましては再考をしました結果、前回と同じ順番になりました。
さて、今回各劇団さんに色がつきましたが、これは一体何を意味しているのでしょうか?
答えは劇場に足をお運びいただければ解ります!!………解るはず、です(笑)
小さな謎ではありますが、是非劇場で紐といてみてくださいね♪




『The Stone Age ブライアント』予約フォーム
https://ticket.corich.jp/apply/28135/003/

『同居人』予約フォーム
https://ticket.corich.jp/apply/28135/004/

『世田谷シルク』予約フォーム
https://ticket.corich.jp/apply/28135/005/

『DART'S』予約フォーム
https://ticket.corich.jp/apply/28135/006/

※役者の取り扱いをご希望のかたは、備考欄にその旨お書き添えください。


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さて、次回からなんと、
参加劇団主宰のスペシャルインタビューをお届け致します!!
鮒田さん、山本さん、堀川さん、広瀬さんにそれぞれお時間をいただき、今回の公演について、また前回公演についての真摯にお答えいただきました。
これを読んでから『NUMBERS-再開-』をご観劇いただければ、もっともっと楽しめること間違いありません!!
是非お楽しみに♪


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